カテゴリー: ビットデザインラボ

  • seleniumとRPA

    seleniumとRPA

    今回は趣向を変えて、TIPS記事のようなものを作成していきたいと思います。
    記念すべき第一回目の記事はseleniumとRPAと、ちょっとだけAIについて書いていきたいと思います。

    IEのサポート終了

    2022年6月でIEのサポートが終了し、各プログラム言語に公式ライブラリとして備わっていたHTMLdocumentを使ったIEでのwebページのクローリングや自動操作が不可能になってしまいました。(アンインストールしない限りIEを起動させること自体は可能ですが、セキュリティ上大変危険なため皆さんは決して継続利用なさらないようにお願いします。)

    seleniumやRPAといったツールは、そんなwebページのクローリングや自動操作に必須となるツールとして、IEのサ終以前から注目されておりました。

    seleniumとRPAの違い

    この2つの大きな違いを語る前にそれぞれの言葉の意味をまとめてみました。

    selenium
    ・webページの動作テスト用に作成されたライブラリの名称
    ・PythonやJava、VBAなどの言語で参照でき、コーディングによってChromeやEdge、Firefoxといったブラウザをコントロールして任意の作業や繰り返しの作業を実行する

    RPA
    ・ロボティック・プロセス・オートメーションの略称で、PCでの仮想の労働者に業務を行わせる技術や機能の総称
    ・デスクトップ上の作業をRTAのエディタで記録して、繰り返し実行したり、条件分岐や定型フローを組み合わせて業務を実行させる

    といった感じ。ざっと羅列しただけでも違いがわかると思いますが、先ず大きな違いは「seleniumはWebを自動操作する」で「RPAはWebに限らずPCの操作を自動操作できる」の点になります。

    根本的な土俵の違い

    上のまとめだけを見ると「だったら、RPAを覚えた方が業務幅が広がるじゃん!」と思われがちです。

    確かにできる業務の幅でいったらその考え方になりますが、ここで両機能の1番目に載せた特徴の「webページの動作テスト用に作成されたライブラリの名称であることと、「PCでの仮想の労働者に業務を行わせる技術や機能の総称」 という違いがあることを説明していきます。

    先ずseleniumはライブラリであるため、単体で開発環境を持つことはなく、既に修復しているプログラム言語から参照して使用することができます。つまりプログラム言語でseleniumという機能をスタートさせて、プログラム言語で指定した通りの動作を再現してブラウザをコントロールしています。

    一方のRPAはほとんどの場合独自の開発環境やソフトをインストールする必要があり、記述やフローチャートを勉強する必要があります。この・については既に修復している言語が有るか否かで選択肢が別れる点かと思いますが、RPAのほとんどは自分が操作したログをプログラム言語化して記録し、その操作を繰り返すことで自動化しております。

    上記で説明しただけでも、「seleniumは記述したプログラムを動作にする」事と「RPAは動作を記録してプログラム化する」という決定的な違いが解っていただけると思いす。この点については真逆の性質を持っていると言えます。

    結局どっちが便利なの??

    決定的に真逆の性質を持っているとなると、どっちを使ったらいいの?という疑問が生まれてくると思います。
    適材適所としか言いようのない部分かもしれませし、これに関しては永遠の議題だと思っています。

    個人的な意見としては、この議題の明暗を分けるのが、タイトルに記載したAI分野の技術だと考えています。chatGPTの登場によってコーディングの精度や環境構築スピードが格段に上がったと感じる技術者は多い事でしょう。

    現在無料版のGPTでさえ「PythonでSeleniumを使ったコードを作成して」とトークしてみると、かなりの精度でコードをジェネレートすることが出来てしまいます。プログラム言語にちょっと疎くてもこれだけでseleniumはとっかかりが作れてしまいます。

    一方で「●●のソフトを自動化する為にどんなRPAソフトを導入すればいい?」とGPT聞いた場合も、高確率で意図している通りの機能が備わった環境が提供される事でしょう。こちらに関しても少しの手間でとっかかりが作れると思います。

    そこから先は使用する技術者の腕次第になりますが、それをサポートするAIの学習幅、解決能力は今のところseleniumに軍配が上がっているように思います。単純にGPT君のコーディングスキルがめちゃくちゃ高いので、コードから機能を作成するseleniumとの相性が良く、RPAのように明確な答えがない物の案内が苦手なような気がしています。

    しかし、今後のGPTのVer4やその先の技術の能力によっては、その環境やパワーバランスはすぐに覆ってしまうんじゃないかなと私は考えております。

    まとまりのない記事となってしまいましたが、seleniumとRPAの決定的な違いと、AIとの相性について参考になればと思います。

  • DXって難しい!!

    DXって難しい!!

    我々は、日々進化し続けるデジタル世界において企業が競争力を保つために必要不可欠なデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援することに取り組んでいます。

    我々の目指すものは、単に技術的な面だけを改善することではありません。人々の働き方を改革し、業績を向上させ、さらには企業全体の競争力を高めることにつながる全面的な変革を目指しています。

    「DX」という言葉が広く叫ばれていますが、それは単に新しいソフトウェアやツールを導入するだけではなく、ビジネスプロセスそのものをデジタル化し、最終的には企業全体の価値を最大化することを意味します。しかし、その一方で、DXの道のりは困難に満ちています。特に中小企業では、リソースやスキルの不足、既存のシステムやプロセスへの依存性、変化への抵抗など、さまざまな課題が立ちはだかることがあります。

    我々はこれらの課題に対する解決策を提供します。我々のDXサービスは、技術的な専門知識と戦略的な視点を組み合わせたもので、企業のビジネスゴールに合わせたカスタマイズが可能です。我々の目標は、あなたの企業がデジタル時代に適応し、成長し、最終的には競争優位性を築くのを助けることです。

    我々の提供するサービスは以下のようなものです:

    デジタル戦略策定:企業のビジネスゴールと現状の技術的な能力を理解し、最適なDX戦略を策定します。

    技術的な実装:適切なテクノロジーとツールを選定し、それらを効率的に導入・実装します。

    教育とトレーニング:スタッフが新しいツールやプロセスを適切に利用するための十分な教育とトレーニングを提供します。

    データ管理と分析:データを適切に収集、管理し、ビジネスに価値をもたらす洞察を提供します。

    継続的なサポート:導入後も継続的にサポートを提供し、DXの取り組みが持続的に成果を上げられるようにします。

    それぞれの企業に合った形でデジタルトランスフォーメーションを進めるために、我々はテクノロジーだけでなく、人々や組織全体にも着目します。新しいテクノロジーを導入するだけではなく、企業文化を変え、変革を受け入れる準備ができているかどうかを評価し、必要に応じて調整します。これにより、我々のクライアントは自社のビジネスニーズに最適なデジタルトランスフォーメーションの道筋を描くことができます。

    我々は、デジタルトランスフォーメーションが単なる一時的なトレンドではなく、持続的な競争力を確保するための重要な手段であると考えています。それは単に新しいテクノロジーを導入すること以上のもので、ビジネスモデルそのものを変革し、価値を創造する新たな方法を模索するプロセスです。

    このような視点から我々のサービスを提供することで、中小企業の皆様がデジタル化の波を乗り越え、業績を向上させるための強力なパートナーとなることを目指しています。

    我々の提案に興味を持っていただけましたら、ぜひ一度お話しする機会を設けていただければと思います。あなたのビジネスの現状と目標、そして我々がどのようにサポートできるかを具体的に話し合うことで、一緒に新たな成長の道筋を描くことができると確信しています。

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